【築47年分譲住宅】ローコストで西海岸風にデザインリフォーム
● 施工内容
・キッチン取り替え ・床全面重ね張り ・壁クロス張替え ・天井全面塗装 ・浴室床タイル貼り
・洗面化粧台取り替え ・照明ダクトレール取り付けetc...
● 施工のポイント
・床フローリング
今回の床は前まで住まわれていた方のリフォームにより、壁で区切られていた各室の床の高さが違っていた事が発覚しました。床材が新たに重ね張りされている所が部屋によって違っていたという事ですね。
それを全て同じレベルにする必要があった為、大工さんにはひと肌脱いでもらいました。3DKから1LDKに変更すると同時に床の高さもそろえるのですから、それはもう長年の経験と技術がないと不可能です。
・キッチン横のそで壁
キッチン横のそで壁は目立ちこそしませんが、間仕切り壁を解体したときに、色々なコンセントや照明のスイッチなどが登場。その中でも面倒な存在がTVアンテナ線。
この線を切り別の場所へ移動する場合、この階以外の縦のラインすべての階のTVが映らなくなる為、住民の方々にご迷惑が掛かる。“お願い文書”で普段なら解決しますが、今回はキッチンの上にある梁と洋間の梁の仕上げにもズレが有ることが発覚。
そで壁案が浮上しました。うまく照明のスイッチやコンセント、TVアンテナ線をそで壁内に収めることが出来ました。
・洗面化粧台
洗面化粧台(支給品)を設置する為の課題が
①照明は変更無しの予定だったが、鏡付きの棚の高さがそれを許さない
②排水場所が洗濯機用なので通常の位置と異なる。その為、支給品の排水パイプでは届かない。
③洗濯パンが設置されてた為、一部の床や巾木が無い
④壁に固定する形状なのだが、床と壁が直角ではない
⑤簡単に水漏れする外国製品の排水構造
・・・と設置前日に組み立てられた支給品との格闘は、かなりやりがいが有りました。
● まとめ
この度のリフォームは事前準備が整わないままの施工という事もあり、職人さんとの意思疎通が難しい現場でした。特に最初は「住人さんが住んでいる状態で工事する」という条件でスタートしそうだったのが、今思えば考え直して頂いて本当に良かったと感じます。
何せ、解体時はホコリまみれだし、全ての天井や壁を塗装する時の塗料の匂いはとても寝泊りできる状況ではないですからね。
短期間で起こった様々な課題に職人の方々が臨機応変に対応して頂き、どうにか完成・引き渡しとなれたと考えます。心より感謝申し上げます。