子どもの成長と子ども部屋
2022/04/27
お子さまがいらっしゃるご家族が、引っ越しや住宅購入を検討するきっかけの多くは、『子ども部屋』を考えるタイミングといわれています。また子ども部屋は成長に合わせてレイアウトを変える必要があり、多くのお父さん・お母さんは頭を悩ませることでしょう。
今回は子ども部屋をつくるときに考えるポイントをご紹介します。
出典:Pinterest
子ども部屋をつくるメリット
子ども部屋をつくるメリットとして挙げられるのが
・個性を育てる:好きなもので部屋をデコレーションしたり、置くものを自分で選んだり、自分らしさを育む場所になります。
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・自立心や管理能力が生まれる:子どもが小さなうちはお父さん・お母さんが持ち物管理するのが当たり前ですが、子ども部屋を与えることで、持ち物の管理、掃除や整理整頓など子ども自身で行うようになっていきます。お家全体としても、子どものもは子ども部屋で収めることができるので、家族団欒の場所がスッキリしてインテリアを楽しむことができます。
子ども部屋をつくるデメリット
子どものプライバシーが守られるのも子ども部屋のメリットといえますが、引きこもってしまうのが心配だと思います。そのような状況を避けるためにも子ども部屋を設ける場所や、ゲームはリビングするなどの『子ども部屋のルール』を家族で話し合っておくことをオススメします。
子ども部屋をつくる前に考えること
・子ども部屋をつくる目的
勉強のためにつくるのか、寝るために作るのか、子ども部屋にどのような役割を持たせるか明確にしておきましょう。この目的をふまえて、広さを決めることをオススメします。
・家族団欒の場所と子ども部屋
帰宅してすぐに部屋へ直行できる間取りではなく、家族が集まる場所を経由していく動線を考えるのがポイントです。帰宅後の子どもの様子を伺え、家族の接点を多く作れる間取りが大切です。
・子ども部屋の将来の使い方
子どもが進学や就職で巣立ったあと、子ども部屋の役割をどう変えていくか事前に検討しておきましょう。
実際のお客さまで、ご実家をリノベーションしたいとご相談をいただき、現場調査でご実家へ伺うと、子ども部屋だった場所は不要なものでギュウギュウになっている所をたくさん見てきました。
事前に検討しておくことで子ども部屋の配置を工夫でき、将来LDKの一部にするなど活用方法は広がります。
子ども部屋のポイント
・1人1室
1人1部屋の場合、ベッドはもちろん学習机、本棚などの収納を配置するのであれば4~4.5帖程度あれば充分個室として機能するといわれています。
ただ、リノベーションの場合は家全体の大きさが決まっているので、場合によってはもう少し小さくご提案することもあります。その場合は狭くても機能的に使用できる家具も合わせてご提案します。
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・大きな部屋をシェア
2人以上のお子さまでシェアする場合は、~10帖程度確保できればレイアウトを工夫して子ども部屋にすることができます。可動収納や可動間仕切りを利用して将来的に仕切ることもできます。その場合はコンセント、エアコンの場所は事前に検討しておきましょう!
ロフトなど縦の空間も活かすこともできます。
出典:soramado
年齢別の子ども部屋インテリアの事例
・乳幼児期
赤ちゃんの頃は、完全な個室ではなく親の目が届く場所にスペースを確保しましょう。また赤ちゃんの頃は視覚からの情報がほとんどなので、”明るい鮮やかな色”が知育に最適だといわれています。子どものスペースはポップで子どもらしさがあるインテリアがオススメです。
出典:SUVACO
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・小学生
個室としての子ども部屋を与える時期になる頃ですね。勉強が本格的にはじまってくるので、勉強机を用意する場合は明るさに配慮して配置しましょう。また、落ち着いて勉強ができる環境を整えたい場合は青色を取り入れることをオススメします。青は心身を落ち着かせ、安眠効果もあるといわれています。また、この頃にベッドや学習机を購入するというご家庭が多いと思います。中学、高校と成長を考慮して、長く使えるデザインやサイズの家具を買うことをオススメします。
出典:FREEDOM ARCHITECTS
出典:folk
・中学生、高校生
この頃になると子ども部屋の重要性はかなり高くなります。一人でリラックスできる空間にしてあげるためにも、インテリアに関してはアドバイス程度で、快適に過ごせるようにサポートしましょう。
子どもの視点で子ども部屋づくり
どうしても大人の視点で決めてしまいがちな子ども部屋ですが、長い時間を過ごす部屋です。愛着を持って、大切に過ごしていけるように子どもの考えを理解してつくりあげていきましょう。
井上工務店までお気軽にご相談ください。