遮熱と断熱はどうちがうの?
2023/05/09
夏の強い日差し、夜になると鉄筋コンクリートの輻射熱とやらでクーラー最強にしててもなかなか冷えてくれない。電気代も効率よく使用するために、ひと工夫したいのだけど・・・。これって、遮熱と断熱のどちらのリフォームを依頼したらいいの?
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そもそも遮熱と断熱って何がちがうの??
遮熱と断熱は、どちらも室内の温度を快適に保つための方法ですが、その目的と効果に違いがあります。 遮熱とは、熱を反射することです。具体的には、遮熱塗料を外壁や屋根に塗ったり、遮熱フィルムを窓に貼ったりすることで、太陽光の熱を室内に吸収されるのを防ぎます。 断熱とは、熱を伝わりにくくすることです。具体的には、断熱材を壁や屋根、床などに施工することで、室内の熱が外部に逃げるのを防ぎ、また外部の熱が室内に侵入するのを防ぎます。
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沖縄の鉄筋コンクリート造の敵”輻射熱!”
日中の直射日光を受けて夜中に放出される熱、輻射熱!特に最上階の屋根の熱の影響は大きく
寝苦しい夜を過ごす事となっている方も少なくないと思います。その為、クーラだけで足りず扇風機にだきついたり、ベッドの上にゴザ敷いてみたり・・・
対策の前に敵を知る。輻射熱とは?
鉄筋コンクリート造の住宅では、コンクリートの熱容量が大きいため、日中の太陽光の熱を蓄えることができます。そして、夜になると、蓄えた熱が放出され、時間差で部屋の中に放出される。これが、夜クーラーが冷えない原因のひとつ”輻射熱”です。冬は助かる話でも夏は耐え難い・・・(-_-;)
じゃいったい遮熱と断熱どっちが快適なの?
遮熱の材料は前述のとおり遮熱塗料や遮熱フィルムがあります。断熱には断熱材としてガラスウール、グラスウール、発泡スチロール、ウレタンフォームなどがあります。遮熱の材料には日光(熱)を反射する役割、断熱材には室内の温度を保つ役割がそれぞれあって、断熱材に関しては新築時に天井や壁に施工されていることが多く、リフォームで施工という事はなかなか・・・。
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ただ、ほとんどの住宅で断熱材は施されているのでご安心を。さらに遮熱を組み合わせれば最善になることは、ここまで読んで頂いた勉強熱心な方にはご理解できることでしょう
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遮熱は熱をシャットアウト、断熱は保温という事ですね。(^^♪
すでにお住まいの住宅できる事
①窓に遮熱シートやブラインドを取り付ける
②屋根に遮熱塗料を塗る
③植木や樹木を植えて日陰を作る
④通風を良くする
などが挙げられると思われます。
まとめ
断熱と遮熱は、どちらも室内の温度を快適に保つためには重要な要素ですが、特に冬場は断熱が重要です。断熱がしっかりされていれば、室内の熱が外部に逃げるのを防ぎ、冬でも暖かく過ごすことができます。また、夏場は遮熱が重要です。遮熱がしっかりされていれば、太陽光の熱を室内に吸収されるのを防ぎ、夏でも涼しく過ごすことができますし、断熱がしっかり出来ていればクーラーも逃げないし。
暑さ対策にご興味のある方は、ぜひ井上工務店までご相談ください。