満足できる減額アイディア
2022/02/10
工事見積りの金額が希望金額に合わないときに行う「減額」。
やりたい事ができないなら工事を諦めてしまう方も多いでしょう。しかし、その方法にはさまざまなアイディアがあります。
「減額」はネガティブなことではありません!私たちプロの腕のみせどころなのです。
アイディア ①既存の建具(ドア)を塗装して再利用
建具1枚でも数万円とコストがかかってきます。既存の建具を塗装すれば減額することができます。また、リフォーム・リノベーションの思い出作りに、お客さま自身で塗装される方もいらっしゃいます。その場合塗料の材料費だけで済み、家づくりに参加する楽しさを感じていただけます。お家への愛着も増します。
出典:Pinterest
アイディア ②建具(ドア)の代わりにロールスクリーンやカーテンを活用
建具をロールスクリーンやカーテンに変更すれば、建具の枚数が減り減額へつながります。この方法は収納部分に用いることが多く、普段は開けっ放しで、来客のある時にだけ下ろすというお客さまが多いです。
出典:アンシンハウズ
出典:フォルム・木村浩一建築研究所
アイディア ③洗面台をシンプルな既製品に変更
リフォーム・リノベーションをするお客さまでご希望が多いのが造作洗面台です。しかし、洗面台の造作はどうしてもコストが高くなってしまいます。洗面台の配置にもよりますが、コストが厳しいときは、造作ではなく、既製品を選ぶこともあります。サンワカンパニーさんの洗面台はシンプルでおしゃれなものが多いので採用することが多いです。
出典:サンワカンパニー
アイディア ④既存の建材を残す
昔の天井材などは模様が入っていたり、個性的なデザインが入っている事が多いので古い要素をあえて残すことで減額になる場合もあります。写真のようなジプトーン天井を塗装するだけの場合もあります。
出典:Pinterest
沖縄で多いのが、壁が板張りになっているお家です。この場合塗装して既存の板張り壁を再利用することも多いです。
出典:Pinterest
アイディア ⑤造作家具を大工工事に
造作家具の製作を大工工事に変更することで減額が可能な場合があります。ただし、作りがシンプルなものになるので、お客さまの理解が必要になります。TVボードや収納棚を大工工事に変更することが多いです。
作りはシンプルに、建具なしで減額することができます。
出典:Pinterest
出典:株式会社アース
アイディア ⑥既存の造作家具を再利用
状態が良く、雰囲気がいい既存の造作家具は積極的に再利用します。減額になるだけでなく、味わいのある雰囲気は新しい家具では出せない魅力を持っています。
出典:Pinterest
アイディア ⑦LDKにコストをかける
家族が長い時間を過ごすLDKにコストをかけて、寝室や個室には抑えるという方法が最近の事例では多いです。またお子さんが小さい場合は、あえて子供室をつくらず、将来子供室になる場所を想定だけしておくというプランもあります。お子さんが入学のタイミングで再検討しても問題ないと思います。
弊社施工例
アイディア ⑧個室の床材は塩ビタイル・クッションフロアを採用
最近の間取りプランではLDKに広さを取ることが多く、寝室や子供部屋はベッドが置けるスペースがあれば充分という考え方が多いです。なので、個室はベッドをおくと見えてる床は少ないので、無垢フローリングである必要はあるのか?ということで塩ビタイルやクッションフロアを採用するケースが多くなっています。
塩ビタイルやクッションフロアはデザインが豊富なので、狭い空間でも個性を出して楽しむことができます。
出典:サンゲツ
重要なのは優先順位
お客さまの要望にはできるだけ応えて、全てを採用したいので最初の設計段階では盛り込んでいきます。ただ、見積りを出してみるとだいたいが予算をオーバーします。そこからお客さまとの打ち合わせの中で何が優先なのか、またお客さま自身でも何を実現したいのか、どういう生活がしたいのかを一緒に考えていきます。重要なのは優先順位をつけて、バランスを取りながら進めていくことです。妥協にならないようにアドバイスしていきます。
ご興味のある方はお気軽に井上工務店へお問い合わせください。